ちゃぐりん広場 2010 11月号

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「ちゃぐりん」というのは、昔「こどもの光」と言っていた雑誌で、
かの藤子F不二雄先生の「キテレツ大百科」が載ってた雑誌です。

版元の「家の光協会」は、農協系の出版社です。
で、「ちゃぐりん」は、一般の本屋さんでは売っていません。
「農協」で「定期購読」を申し込むと購入できます。
図書館や、病院の待合室に置いてある事も多いですね。

読者も「農家の子供たち」が多く、
「こんな珍しい形の野菜が取れたよ」とか
「今年はトマト作りに挑戦! 自分の畑を作ってみたよ」などのハガキは
読んでて微笑ましくなります。
自分が、今、すんでる所も、埼玉県の農業地帯なので、より、身近に感じますね。

僕の担当する「ちゃぐりん広場 お楽しみの6ページ」のあとに、
ちょっと真面目な「おたよりコーナー」が2ページあって・・・
そういったハガキは、そこで取り上げられてます。

自分が担当しているのは、「お楽しみのハガキ投稿コーナー」ですね。

オープニングは「回文20面相」。回文のコーナーです。
読者から送られて来た「回文」を漫画になるように並べ替え、
面白おかしく構成するのが、至難の業。
これが出来るのは、たぶん・・・・漫画ふうの読者ページを何十年もやってたからでしょう。
「落語の三題噺」を考えるような才能が必要です。

毎月、丸一日かけて構成を考えてます。実はこのページが最高に時間がかかっている。
回文コーナーは人気があって、レベルの高い作品も多い。
どうやら、読者のお父さんやお爺さんも協力しているみたいです。
ほほえましくて、とてもいいですね。

漫画の「流れ」に組み込めなかった回文は「まだまだいっぱい 回文20面相」という
コーナーで紹介することもあります。

「怪獣バスターズ」は、ちゃぐりん初代担当のAさんが考え出したコーナー。
Aさんは異動になってしまいましたが。
Aさんは、子供に人気の「ポケモンバトル」が頭にあったのかな?

「読者の考えたキャラが誌面で戦う」というのは、ポケモンが流行ったころから、
子供向け雑誌の読者ページでしばしば見かけますね。
自分も、昔、こんなページを作ったことがあります。
http://uorya0hashi.web.infoseek.co.jp/dokusya/hagasuta01.html

この「怪獣バスターズ」は人気のあるコーナーで、毎回、たくさんのハガキが来ます。
たくさん来るので、選ぶのに困ってます。

「コスプレ天国」は、リニューアル前のちゃぐりん広場でもっとも人気のあった
「変身クラブ」と同じです。読者ページのキャラにいろんな扮装をさせる。
その絵を送ってもらうコーナー。女の子に人気があります。
いまの女の子は、本当に絵がうまい子が多いですねー。感心します。

ただ、「上手な絵」ばかり載せるわけにはいきません。
たとえ「拙い絵」でも、一生懸命さが前面に出てたり、
「笑わせよう」とか「驚かせよう」というサービス精神があるもの、
メッセージ性があるもの・・・なんてのが優先されます。
「上手な絵」ばっかりを並べてしまいますと、
「オタク趣味の読者の技術合戦」になっちゃって、フツーの読者がしらけたりするんですよ。
このへんも、「さじ加減」なんですね。なかなか難しい。

「ちゃぐりん国民投票」も、初代担当Aさんの提案。
むかし流行った「究極の選択」とか、ウェブ時代の「なんでもアンケート」みたいな
感じでしょうか?
アンケート結果のパーセンテージ・・よりは、
個々のハガキの「具体的な理由」が面白いですね。
個人的で、自分勝手な理由で全然かまわないんだし。そのほうが読んでて面白い。

このコーナーは「募集する、次のお題」を考えるのが大変で、毎回悩みます。

「書道でどうじょ」は、募集の「お題」に合わせて、考えたネタを
ハガキに書道して送ってもらう・・・という「書道ガールズ」「とめはねっ!」な
「ナウい」コーナーですね。昔からあるパターンなんだけど。

「ダジャレ王はダレジャ?」は、いつでも定番のダジャレコーナー。
読者ページではかかせない、不滅のコーナーですね。

・・・てな感じで、毎月6ページ構成、作画してます。
もう数ヶ月すると、また「新コーナー!」とかリニューアルすると思いますが。
あんまり、しょっちゅう変えるのはよくないので、様子を見ながら判断。

10年前までやってた「読者ページ」と違うのは、
作業がデジタルになり、ハガキをスキャンして、漫画家である僕がペタっと貼り込んだり、
いろんな処理、デザインが、みんな「自分で」できるようになったこと。

昔は「製版屋さん」にお願いしてたことを、自分でコントロールできるのが、
いいですね。いろんな「意図」が徹底するから。

半面、やたらに「自分でやらなくちゃならないこと」が増えたような気もします。
6ページしかないのですが、作業にかかる労力と時間は、昔よりかかってるような気がします。
「出来はよくなったが、そのぶん大変になっちゃった」という感じでしょうか。

でも、読者の子供たちが喜んでくれてるみたいだし、
ハガキの数も増えて来て、盛り上がって来たみたいなので、やりがいがあります。

やはり「読者ページ」というのが、性分に合ってるみたいですね。
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by uorya_0hashi | 2010-11-13 19:33 | お仕事関連
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