ファミコンマン2013

前の記事の続きです。

これは、「スーパーファミコンマン」ですね。
「スーパーファミコン」の雑誌だか、攻略本にチョロっと書きました。
ファミコンって、上から見てて、逆さまにしますと、
「なんとなくロボットの顔みたいに見える」。
そんな感じで描いたヒーローですね。
スーパーファミコンって、初代ファミコンのデザインをそのまま近未来風に洗練させたような感じ。
色も抑えてあって、なかなかカッコイイですねー。
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で、これが「スーパーワルオブラジャーズ」。
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次に説明する「ファミコンマン」の宿敵です。
男のくせにブラジャーを愛用してる変態で、某有名ゲームキャラとは「他人のそら似」。

「ワリオ」という悪役が公式で登場する、何年か前に「すでに登場させていた」キャラです。
「ファミコンマンの悪役、どんなのがいいかなあ?」と担当に相談したら、
「マ○オってさ、ドンキー○ングでは悪役だったんだよ。だからマ○オのパロディでいいよ!」
とかいうので、なんかこんな感じに。
「ブラジャーズ」という、思いきりしょうもないダジャレは
「いかにも小学生男子の喜びそうなしょうもなさだな!」ということで、すごく気に入っています。

このオッサンが、小学校の校門の前で
ゼビウスそっくりの「キネウス」(実は餅つきのゲーム)とか「ノンキーコング」とか
「ワルキューリの冒険」(黄瓜が戦う)とか
「セルだの冒険」(歩いてると道にアニメのセルが落ちていて、セルだ!)とか、
もうあんまりよく覚えていませんが、なんかそんなインチキなゲームを安売りしてまして、
小学生が騙されて買っちゃって、被害にあって激怒する。なんかそんなのが最初なんですね。

で、「ファミコンマン」。
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実業之日本社が、ファミコンブーム初期に、たくさんの攻略本、
「マル秘技百科」(ケイブンシャの大百科そっくりなやつ)を出してました。
編集やってたのは、どれもこれも「スタジオハード」という編プロだったのですが。

そこの作ったファミコン本に片っ端から載っていた「ファミコンマン伝説」という
「連作」の主人公なんです。

今の攻略本は、メーカーから資料とか情報をもらって、それで制作しているのですが。
初期の頃は、メーカーは「ゲームを作るだけ」で、情報なんかくれませんでした。
あまりにも急に市場が開けたため、対応できなかったんです。

そこで、編集サイドでは「ゲーム中毒の大学生」などをアルバイトに雇い、
どんどんゲームをやり進めて、それをビデオに録画したり、
画面を写真撮影して、セロハンテープで繋ぎ合わせたりして・・・
自分とこで、「マップ」を作って、それを今度は縮小コピーかけて小さくして、
トレスして、それに水彩で着色して、「編集部でマップ作っていました」。
もちろん、裏技とかバグもどんどんやりこんでいって、解析していく。

そんなやりかたですから、「駄目だ。攻略本の締め切りに間に合わないや」とか、
「苦労して、最終局面のマップまで出来たのだが、最後にメーカーに許可もらいに言ったら、
それは書くな! と言われてしまった」とか、いろいろ起こるわけです。

で、台割なんてとうの昔に出来てますから、「このままだと白いページができてしまう」。
そこで、「なんでもいいから、漫画描いてページ埋めてくれ」となるわけ。

で、僕に仕事が来るわけです。

「本当になんでもいいんだよね?」てな感じで、
攻略本の「ゲームの本当の主人公」とは別に「ファミコンマン」という謎のヒーローが
「ゲームの舞台、世界」などに現れ、悪の首領「スーパーワルオブラジャーズ」と
戦う(たいがいゲーム世界の悪役とワルオはグルになっている)という、
なんだかよくわからない・・・

「随分勝手な事やってるなあ」という漫画が、
「全く関係のないいろんなメーカー」の攻略本に、なぜか連載されていて、

攻略本読んでる子供たちが「あれ? また変な漫画が載ってる?」とか
混乱するような・・・「よくそんなことが許されたな」という奇跡が起こってたわけです。

ゲーム好きな小学生以外は誰も気づいていない。気づいたところで誰も得しない漫画でした。

ただ、何度も言うが・・・
よくこんなの、○天堂が許していたなあ。ちゃんとチェック出してたんですけどね。
当時は、やはり・・・○天堂さんも忙しすぎたのでしょう。
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by uorya_0hashi | 2013-11-22 20:13 | お仕事関連
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