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要塞警察 その他

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最近、見たDVDなど

要塞警察
ジョン・カーペンターの初期傑作のリマスタ盤。
画質は、かなり頑張っていました。音もいい。
テレビとビデオの4:3の画面の印象しかなかったので、
こんなに、画面に「ワイドな広がり」があるとは、はじめて知りました。
もっとチャチイ映画だと思ってたけど、すごくちゃんとしてる。
それなりにお金かかってます。
映画のスジは西部劇とフィルムノワール。インディアンの代わりに
カルト的不良軍団。
ナポレオン・ウィルソンは、まんまスネーク・プリスキンだな。
もったいぶって、ニヤニヤしてるだけで、
「なんかありそうな凄い男」に見せかけるのは、古いテだが、
てっとりばやくていいね。今でも使えるな。

リメイク版の「アサルト13」も、かなり出来が良かった。
あっちも、もう一回見てみようかな。


ビッグ・ヒット
500円だったので買いました。結構前の映画ですね。
ジョン・ウー製作、新ポリスストーリーのカーク・ウォン監督。
マーク・ウォルバーグ、ルー・ダイアモンド・フィリップス。
アメリカ製香港映画(アクションコメディ)でした。 B級映画。
「悪趣味な冗談」の「軽い映画」なので、真剣に見なければ、面白い。
主人公のウォルバーグより、ルー・ダイアモンド・フィリップスのほうが
全然いいです。変な愛嬌のある、こずるい悪党が最高にいい。
キレのある、全身つかったお笑いアクションがすごく上手い。
悪役をもっとバンバンやってほしい。


ドラゴン・プロジェクト
ジャッキー・チェンの秘蔵っ子とか言われたスティーブン・フォンが
監督、主演したアクションコメディ。最近の映画なのに、
80年代風にわざと作ってあります。ジャッキーとかサモハンの映画っぽい。
アクションはユエン・ウーピン。すべての役者が、ものすごく頑張ってます。
フォン監督が、ロングショットの長回しにこだわるので、
役者は大変でしょうが、アクションは非常に面白く、本物っぽい。
こんなの、久々だなあ。新作で見るのは。
ツインズのジリアン・チョンは、かわいいし、異様に強く見えます。
相当、身体が動くんですね。この女優さん。

映画としては、お話に問題がある。
ストーリーの前半は、
どう見ても、アンソニー・ウォンが主人公で、
「妻亡き後、男手ひとつで息子・娘を育てたのに、
子供たちに、最近相手にされず、さみしいオヤジ」を、熱演してます。

ところが、オヤジが悪人に拉致され、息子・娘が、その救出のため
活躍するという展開になります。
こっちが本スジ。主人公はフォンくんにスイッチ。

でも、妹役のジリアン・チョンが綺麗だし、強いし、
積極性あるし・・・で、主人公のフォンくん食ってます。
ラブシーンも妹と、その恋人ダニエル・ウーが担当してる。

だから、フォンくん、印象としては「引っ込んでる」。主人公なのに。
アクションは、そうとう頑張ってるし、うまいんだけどなあ。

で、映画の最初にさんざん活躍した、オヤジのアンソニー・ウォンは
「助けられる役」というだけで、最後は全然活躍しない。
オヤジ助けるのは、ジリアン・チョンなんですよ。
こっちが主人公だよなあ。これじゃ。

バランスが変なんです。この映画。
場面の面白さで、つい見ちゃうけど、構造はダメ映画。

ただ、香港映画って、もともとが「こんなもの」なので、
特筆するようなもんじゃない。
サモハンがこさえた「ジャッキー/サモハン/ユン・ピョウ」の映画とか
「福星シリーズ」なんか、みんなこんな感じだった。
アクションだけでなくて、話のダメさも「80年代ふう」なのかもね。

でも、かなり面白いよ。ボーッと見てれば、そうとう面白い。
ジャッキーのプロジェクトBBくらいには面白かった。
スティーブン・フォン監督には、今後も期待できそうだ。
by uorya_0hashi | 2008-06-18 23:11 | 映画関連
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