<   2007年 11月 ( 2 )   > この月の画像一覧

1970年代記

b0019643_1824118.jpg


この記事は、今年の6月にミクシイ内で書いた日記です。
なんとなく、公開してみます。
最初の日記を書いたのは、2007年06月25日18:42です。
友達が書いてくれたコメントも面白く、
内容もいいので、名前とか、内容的に公開しないほうがいい部分だけ
いじくって、公開してみます。
コメントをくれたひとで、「これは公開しないでくれ」という、要望が
ありましたら、ぜひ、おっしゃってください。すぐ削除いたします。

-----------------------------------------------------------
畑中純先生の新刊を買って、読みました。
やっぱり、面白いです。

70年代の時代背景を漫画で紹介しながらの
畑中先生の自伝なんですが。
漫画家をこころざし、上京して、漫画の専門学校に
行くんですが、そこがすぐつぶれて、
アルバイトに精を出す青春になります。

火力発電所の建築現場のタコ部屋に入って
肉体労働しながら、あらくれ男の大部屋の
片隅に本棚でかこったような小さなスペースをつくり、
ひたすら漫画家修行。香山哲くんの漫画のようだ。

いまのオタクが死んでも読まないような
哲学書、インテリゲンチャの読むようなゲージュツ書とか、
読みあさり、つい、飯場のムードから外れて
ボコボコにされたりする。そりゃ、飯場じゃ浮くわな。

頭でっかちになりますから。人間。勉強しすぎると。

時代にどんどん取り残されて行くような焦り。
友達や前の恋人からの冷笑と、どうでもいい励まし。
でも、全然漫画は売れません。

水道屋とかテキ屋のまねごとをへて・・・。

漫画には、くわしく書かれていないのですが、
故郷にいる幼なじみだか彼女だかに手紙を出し、
なんとなくイイ感じになり・・・。

バイトでためたなけなしのお金で
勝川克史の手引きでバサラ社から同人誌を出します。
お世話になった友達とかにそれを配り、
版元にも営業で送ろうとしますが、それは
なんとなくイヤになって、やめる。気持ちわかるよ!
で、彼女にも送る。

「すご〜い! ついに漫画家やねえ!」
無邪気に喜ぶ彼女。
畑中先生、突然結婚を決意!
経済状態考えたら、無茶苦茶。
よく、親が許したものだと思う。
俺がオヤジなら、許さん!

でも、故郷で結婚しちゃいます。よくわかんないけど。
人柄なんでしょうか。親が何も考えてないだけなのか。

で、二人して上京。調布の田舎に一軒家のボロを借りる。
ありとあらゆる友達とか親戚から借金しまくり。
もちろん親にも。

どしどし漫画書いて、営業かけます。
でも、「論外」とか言われる。
かたっぱしからボツ。「他所に行け」「来てもムダ」
ガーン! の連続。

「あいつらのほうがおかしいんよ。純ちゃんの漫画、
面白いもん!」
・・・なんという、すばらしい奥さん。
漫画家の妻の鏡。俺も言われてみたい。
まあ、たしかに畑中先生の漫画、売れそうも無いけど
まちがいなく面白い。才能はあるもんな。

奥さんのキャラクターがいい。
かわいくて、姉さんぽくて、
どこまでもポジティブ。

純先生と奥さんの掛け合いは、
高校生時代の輝いたカップルのそれ・・・そういう雰囲気。

漫画にも、自分たちが出て来て、
かわいらしい夫婦漫才をするようになります。
それが「すごくいい感じ」。
それまでの漫画とは雰囲気変わります。

で、「載せる方向で考えましょう」という版元が出てくる。
1980直前。
売れない漫画家時代は、苦節、まる十年!

できたのが、かの「まんだら屋の良太」。
「まんだら屋の良太」の大きな魅力のひとつは
「醜男だが、やさしい良太」と「勝ち気で美しい月子」の
セクハラまじえた、高校生の夫婦漫才なんですが、
なんだ、あれ。畑中先生と奥さん、そのままだったノネ。

どうりで、リアリティありまくるし、妙なパワーで
読者を引っ張り込むなあ・・・って思いました。
「奥さんへの愛」が漫画に満ち満ちていたというわけか。
うーん。なんて恥ずかしいんだ!

でも、畑中先生の奥さん、
目次のところに写真で出て来ますが、
長澤ひとみみたいな・・・「本当かよ!』とかいいたくなる
カワイコちゃんで・・・
「先生、ズルイんじゃないですか!」と誰しも
いいたくなるような・・・。

可愛い奥さんもらって、ふたりでじゃれ合って、それ漫画にして
ベストセラーだなんて、たいがいにしろ!

そういえば、現代まんが道といわれる
福満しげゆきも、なんか妙にかわいらしい奥さんと
くっついて・・・それ、漫画に書いて、売れた・・・
と、言っていいような展開でしたよね。

あの、なんとなく恥ずかしい感じがいいんだよなあ。
モテナイくんが可愛くて、性格もよい彼女のために
必死になる感じがいいんだ。

そういえば、先日、長谷先生からも聞いたんだけど、
赤塚先生の最初の奥さんは、
お金持ちの娘さんで、イラスト志望者かなんか。
ツテで、赤塚先生のアシに来て、簡単に毒牙にかかり、
怒濤の勢いで結婚したんですが、
可愛いし、頭もいいし、お金持ちの娘さんだし
「なんだよ、あれ!」みたいな感じだったとか。

で、赤塚先生の漫画に、いろいろアイデア出してくれる。
的確な批評も。おそ松くんのネタ元も、最初の奥さんだ
とかいう話。
「福マンとは彼女のことをいう」長谷先生はそう言ってた。

そうだったのか。
売れない漫画家は、そういう可愛くて、かしこいコを
ぜがひでもゲットしなくてはならない・・・
これぞ、漫画の極意か!

よ〜し! わかったあ!!

まあ、俺なんか、そんなこと知っても
とっくに意味ないんですけど。
そういえば!

マイミクの売れない漫画家見習いの、誰かさんは、
最近、なんか突然、冗談みたいに可愛い子と
急速にイイカンジになったとか!
で、「な、なんで俺なんかと・・・」とかビビッていたなあ。

うーむ。彼なんか、この「1970年代記」読むといいですよ!
ぜひ、読んでいただきたい。読むか死ぬか? つう感じ。
だいたい、この本、内容のわりに、安い。

ちなみに、福マン女房をもらった赤塚先生は、
売れまくり、大ヒットしたことで、
世界が広がったのか、男性ホルモンが爆発したのか、
まあ、お金にいろいろ群がって来たんだろうけど、
よせばいいのに、浮気しまくり、ついに愛想をつかされ、
離婚して、アル中まっしぐらで、今につながる展開に
なったんだとか。
恐ろしいなあ、福マンの祟りは。

まるで「民話」みたいな話で。
どっとはらい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(コメント)
Tさん(有名な古本漫画コレクター)
2007年06月25日 19:10

実は畑中先生の本は一冊も所有していないんです・・・
↑読んだら読んでみたくなっちゃった・・・
う〜ん??
しかし赤塚先生のくだりは確かに言えそうですねぇ・・・大汗
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うおりゃー
2007年06月25日 20:08

ウッ!
そういえば、Tさんはバツイチの・・・・。
ええっ! 赤塚先生みたいな展開だったの?
いやいや、深くは追究してはなりますまい。

畑中先生の本は読まなければ、損しますよ。
「まんだら屋の良太」、選集でも、傑作集でも
なんでもいいから読んでください。
古本屋にいけば、何冊かは見つかると思います。
1巻から、読むことなんてないです。
途中からでいいです。

揃えるのは、今となっては困難ですが。
うん。でも、
オンデマンドかなんかで読めたんじゃなかったっけかな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Kさん(赤塚先生の思い切り関係者)
2007年06月25日 20:44

>最初の奥さん
お金持ちのお嬢さんではないんです。
現在。
億万長者の奥様!

でも、最初見たとき、上品なお嬢さんでしたね。
それを奥さんにしながら、浮気の帝王!をやってしまった
赤塚御大です。

奥さんに自宅・ベンツ・娘さんを置いて逃げ、
毎月、ウン十万円の生活費を送っていた。

ところが、奥さんは(独身女性ですが)
ご近所の独身男性に一目惚れされ、再婚。
超お金持ち(父親遺産!)の一級建築士だった〜
ということです。

2年ほど前にお会いしました。
明るい中年婦人。現在も魅力的です。

畑中本、読みたいです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うおりゃー
2007年06月25日 20:58

>K先生

あ。そうでした。すみません、間違えました。
すみません。聞いた時に酔っぱらってて。
そうか、当時は、普通の階層の、漫画家見習いだったんですね。

先生の「ニャロメ伝」でも美人に書いてありました。
布団に引っ張り込む赤塚先生は、
それまで美青年なのに、急にスケベ中年の顔になってたような。
オオカミの顔でしたっけ?
ものすごくわかりやすいなあ。

あそこは読んでて、
思わずムッと来ました。
豪快に手が出せるような人間に、
漫画なんか書いててほしくない。
そういう、妙な「思い込み」が、あったりなんかしまして。自分には。

なんか、とにかく変ですね。赤塚先生。
スイッチが入る感じなのかなあ。ケダモノになるスイッチ。
石森先生の180度逆ですね。

畑中本、読んでください!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Sさん(ホームシアターインストーラー)
2007年06月25日 23:03

漫画の世界にも、「あげ漫」って、あるんですね^〜^
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うおりゃー
2007年06月26日 00:41

「あげ漫」のほうがいいか。
「福マン」より。

ううむなるほど。 「あげ漫」だと、
漫画の人気、急上昇! って感じがするね。

逆に「下げ漫」つうと、あっというまに連載終了のような
気がするな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Fさん(マジメな同人作家)
2007年06月26日 00:46

畑中純先生と言う方を存じ上げなくて今ネットで検索してみましたが、興味深い方ですね。今度本屋で探してみます。

しかし売れない漫画家にそんな幸せな下積み生活があるなんて、その下積み生活の中にある者からすると嘘みたいな羨ましい話ですねぇ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Tさん(サブカルに強い女性マラソンランナー)
2007年06月26日 00:54

あらら、赤塚せんせの奥様の話は以前テレビで拝見しまして、
最初の奥様が次の奥様と仲良くて、あなた、彼女と結婚してみたら?と勧めたという話をうろおぼえながら記憶しておりますが。そうでしたか。
福満しげゆきの漫画は彼女についての記述がむちむちぱーんといった印象で、かわいらしい奥様なのだろうと想像してました。
うおりゃーさんの文章を拝見させていただいて、
私も存じ上げない畑中純先生について興味がわいた次第です。
チェックしてみます〜。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うおりゃー
2007年06月26日 00:58

売れない漫画家必見!
の「1970年代記」・・・ですよ。

Fさん(同人作家)なんかは、畑中純先生の漫画、
読めば「合う」と思いますよ。
リクツっぽくて、いつも怒ってる。
畑中先生も、似たような感じ。で、人間が好き・・・という。

絵柄が、とっつきにくいと思いますが、
そこは我慢して、単行本一冊、読んでみてください。

だいたい「絵柄」をパッと見て「こういうのダメです」
とか言う若い人がほとんどですが、
そんな事言って、読まないのは、一生の損失。
慣れるとおいしい、くさやの干物。
実際、すごく上手い絵だと思うし。
アニメ絵とか「萌え絵」とは、1万光年くらい、離れているけれど。

まあ、そんな感じのものなんですが、
そうですね。同世代の漫画家仲間ですら、
僕がいくら薦めても、「絵がやだ」とか言って
読んでくれません。根性なしばっかりだ。

堀骨砕三を読むよりは、ずっと楽勝なはずなんですが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うおりゃー
2007年06月26日 01:13

>T(マラソンランナー)さん

そう。そのお話も有名。
つうか、二人目の奥さんが、入籍前にもかかわらず、あまりにも
かいがいしく赤塚先生の面倒を見るので、
「あんた、早く、ちゃんと籍入れてあげなさい」とか
言ったんじゃなかったっけ?
どうだったかな?

でも、その二人目の奥さんも、
介護疲れからなのか、よく知りませんが、
こないだ、亡くなられたとかで・・・
赤塚先生も植物人間状態らしいし、
「どうなっちゃうんだよ!」とか叫びたくなります。

赤塚先生、若い時、漫画家になる前の重労働で
人一倍、身体が頑健で、
かの梶原一騎を腕相撲で打ち負かしたようなヒトですので、
死にそうで、なかなか死なない・・・とかいうウワサもあり、
ますます「どうなっちゃうんだよ!」です。

あー。なんかバチアタリなこと書いてるな。
そんなつもり、ないのに。

いや、本当に、赤塚漫画で育ちましたから、僕。
今でも、本当に、大好き。漫画は。

でも、先生が、80〜90年代とか、
真っ赤な顔で深夜番組出て来て、
みんなを困らせているのとか見て、
悲しかったなー。

「身体が丈夫じゃない方が、
あんなにお酒飲めなかったから、そのほうが良かったのに」
とか、K先生もおっしゃっていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Kさん(アメコミマニア。漫画ファン。アシスタント経験のある保険屋さん)
2007年06月26日 21:53

「まんだら屋の良太」が売れ出したのは確か、畑中純先生が40代の頃だったでしょうか?(正確には覚えていません)。
まさに大器晩成ってな感じですが、そこまで継続する努力に頭が下がります。
「まんだら屋の良太」みたいな作品をTV化したら面白いのでは、と常々思っていましたが、ちょっと過激すぎますかね。
個人的には、NHKの連ドラ向きだと何故か思っています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Kさん(スーパーヘビー級に凄い古本漫画コレクター。映画通。絵画にも詳しい)
2007年06月26日 22:20

『1970年代記』まだ買っていません。
畑中作品は、買いそびれると高くなりそうなんで…
注意ですよね。早速、注文します。
『まんだら屋の良太』、本日51巻入手(ヤフオク)であと1冊になりました。
そして中古ビデオのアニメ『まんだら屋の良太』も入手しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うおりゃー
2007年06月27日 01:33

>Kさん (アメコミマニア)

良太が売れ出した・・・というのが
単行本で何巻あたりなのかによりますが、
(なにしろ20年間連載していたんで)
売れ出したとき40ということはないでしょう。
30代なんじゃないですか。

売れ出した・・・というか、注目されたのが
映画とNHKの銀河テレビ小説でダブルで映像化された86年。
OAVはもうすこし、後だったような。
銀河テレビ小説では杉本哲太が良太役で「ウソォ!」でしたが
何回か見たら、けっこう面白かった覚えがあります。
映画は見てないなー。三波伸介の息子が主役だった。

朝の連ドラにはならないでしょう。エロすぎるから。朝には。

ただ、言わんとすることは分かります。
日本の田舎の温泉場の土着風景をベースに
人情話と、田舎の高校生の話を展開。
スイングガールズとか、ウォーターボーイズが
もっとダサく、土着的になったような映像って、
今の時代なら、ウケるかもしれません。

>Kさん (スーパー古本漫画コレクター)

おお。ついにリーチですね!
なんか最近は、本当に古本屋でも見なくなりました。

僕は、大学1年の時だったか、最初の方だけ、古本で買って、
その後はリアルタイム新刊でしたが、
全53巻なんて、無茶苦茶ですよね。
コンプできないっての。普通の人には。

畑中先生の単行本は、
本当に初期の同人誌と、
わりと最近出た1巻しかない漫画・・・
なんだったっけかなあ? 以外は、みんな揃ってますよ。
本当に好きな作家なんで・・・。
「三郎丸」は古本で集めましたが、あれは揃えるの
けっこう大変でした。部数が無茶苦茶少ないみたいです。

OAVはバンダイから出ていて、
絵は、変に出来がいいんですよね。初めて見た時驚いた。
絵が忠実で、アニメーター頑張ってるな・・・みたいな。
でも、「間」が変で、やっぱアニメじゃ無理ですよ。
続けて出るのかな・・・なんて思ったけど、
当然のように単発で終了。
あんなもん、よく出たよなあ。バブルだったのかな?
一種の怪作。DVDになるわけない。

よく見つけましたね!
さすが、僕が尊敬する「古本漫画覇王」!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Kさん(アメコミマニア)
2007年06月27日 21:46

>売れ出したとき40ということはないでしょう。

他の漫画家とごっちゃになっていました。うろ覚えで書くとろくな事は無いですね。
映画化は知っていましたが、銀河テレビ小説は全く認識していませんでした。(ダメだこりゃ)

>ただ、言わんとすることは分かります。

ありがとうございます。中々賛同してもらえる事が無いもんですから。エロを抜きに創っても結構面白いと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Kさん(赤塚先生の思い切り関係者。パロディ漫画の大先生)
2007年06月28日 09:06

『まんだら屋の良太』映画化・TV化すべきですよね。
オモシロイ話しで、エロチックだし…。
ああいう日本は無いからなんでしょうね。
「理想郷」。

ズレますが、うおりゃーさん、堀骨マンガ〜
翌日、しりあがりさんにも見せた。
「…、」
あまりウケなかったカモ。ギャグ?としてね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うおりゃー
2007年06月28日 10:41

>K先生

そうですよ〜。理想郷。
20年間、季節はめぐり、時の人とか出てくるのに、
全然、誰も成長しない。夢のようだ。
過激なセクハラを「好か〜ん!」だけで、すましてくれる
あの夢のような世界。
セクハラこそ「日本文化だ!」という、
まともに発言したら、袋だたきに合うような漫画。
だから、そのままは映像化できないのかな。

CG使って、九鬼谷温泉郷を再現とかしてほしいですよね。
宮沢賢治調の夢のような風景がバシバシ出て来ますから
ああいうのこそ、CGでやればいい。
で、本物の汚い温泉ロケとくっつける。
良太はお笑いのヒト。
女性はみんな夢のように美人だらけにする。・・・とかね!

しりあがり先生、
K先生が、そのお歳で、あんな凶悪なもの読んでると
知って、ショックうけて、絶対本のネタにしますから
いいんじゃないでしょうか。
強烈な、ビックリ箱ですよね。
悪いジョークと言えば、そうだし。

真面目な話
掘骨漫画は、全然、エロとして、機能していなくて、
庭の敷石はがしたら、裏側におぞましい虫が山ほどいて
からみあっていた・・・見て、のけぞったが、
つい凝視してしまった・・・という感じの・・・
我々、普通の人間から見たら、堪え難いくらいおぞましい
生き物たちが、その世界のルールで
普通に生活してる・・・というような
SFだかファンタジーだか・・・という域まで
いっちゃったのも多々あって、(下水道ものとかですね)
それは「漫画的には価値ある物」だと思います。
しりあがり先生も、我慢して、読んでくれれば
そのすばらしさ・・・つうか「気の狂い方」、
「変態の極限のすごさ」、絶対わかってくれると思います。

わかったからといって、それが幸せなのかどうか、
むしろ不幸なんじゃないか・・・と、思いますが。
僕はあの人の一連の作品を読んで、
「自分の中にこんなもんも面白いと思う部分があるのか」と
知って、ショックを受けました。

でも、普通の人には絶対薦められません。
あんなもん薦めたら、警察に通報される。
こいつならわかるだろ・・・という人には薦めますけど。
そういうことですよね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読み返してみると、
途中から、赤塚先生の話になったり、
掘骨砕三の話になったり、なんだか、わけがわかんないな。
面白い話ではあるのですが。とっちらかっている。

ちなみに、最初の記事に出てくる
「目指せ! 畑中純! かわいい彼女ゲットだぜ!」だった友人は、
その後、「夕陽にむかってバカヤロー!」な展開をへてしまいました。
頑張ったんだけどなあ。惜しい。
[PR]
by uorya_0hashi | 2007-11-08 18:25 | 漫画関連

ヒーローの話 あれこれ

真空管さんが書いてくれたコメント
http://uorya0.exblog.jp/7565798/
に対するレスなんですが。
長過ぎて、コメントに受け付けてくれないので、
記事にします。すみません。
相変わらず、ダラダラ 書いちゃって。

>「正義の味方で社会の敵」
>「キャラクター(行動指針とか痛々しさを示すデザインとか)」が物語のテーマに直結するもの
>キャラが立つ」って言葉は、本来「キャラがテーマを語ってる」って意味

そのとおりだと思います。

いろんなヒーロー像があると思いますが、
ヒーローというのは、どこまでも自立していて、
自立しすぎて、集団のなかにいられないみたいな
孤独なロンリーウルフ。
女に惚れられ、弟分に「兄貴!」と慕われるが
最後は、ひとり風の中・・・・という
日活渡り鳥シリーズみたいなのがヒーローでしょう。
ラブラブになっちゃ駄目なんですね。よくあるパターンでは。

で、なんで孤独なのかっていうと、
実は人三化七だとか、盲目だとか、片目片腕、サイボーグ・・・
生い立ちに「抜け忍」だとか「半妖怪」だとか トラウマだとか
あんまりマトモじゃないものがある。
要するに「普通の人間としてつきあえない」とか、そういうのがある。
深く関わると、好きな人間まで不幸にする。
そういうのがヒーローの王道ですね。
ここらが、キャラが既にテーマを抱えてるってことですね。

でも、今は、主人公に見た目でわかるハンデキャップがあったり、
昔の身分制度につながるような生い立ちの背景があったり、
孤児だとか、赤貧だとか、そういうものを書くと、
関係団体からクレームが来るんですね。


本当なら「テーマのために」そんなクレームは無視すればいいのですが、
宗教に絡むことだと、刺客が来るかもしれないし、
街宣カーが版元の入り口に来るのも困るし、
担当編集者は、クレームの電話なんかに出たくないし、
やっかいなことになりそうな設定は、みんな
事前に避ける「決まり」があって、それが徹底してるんですよ。

なんでこんなことになったかというと、
漫画とテレビが二人三脚で、 テレビのほうがより、
そういった圧力にヘタレだからです。

だから、昔の、「ビリッとしたヒーローもの」が
リニューアル! リメイク! ということになり、
昔からのファンが大喜び。
でも、フタをあけてみたら、なんだかヘナヘナ。
どこかおかしいぞ。こんなはずじゃなかったのに・・・。あれええ?
とかいうパターンが多発するんですね。

と、いうことで、昔からのやりかたで
ヒーローを作るのが難しくなっているんですね。
そういうのが「ヒーロー不在」の原因のひとつですね。
問題になりそうな要素がなくなれば、
ヒーローも、なぜかいなくなってしまう・・・そういうとこがあります。
メジャーでは。

でも、マイナーな版元とか、同人誌では、
そんなことおかまいなしですよね。


たとえば、教科書問題。
沖縄戦の集団自決に軍の関与はなかった・・・とか
スゴイ話がまかりとおる時代ですが、
ああいう局面で、ヒーローとよべる人間がいたらどうなるか・・・とか
米軍がヒロシマに原爆おっことすその時に、
スーパーマンがB-29の護衛のため、脇に飛んでたらどうするか、
たいへんな惨劇をみて、どう思うか。
はだしのゲンVS.スーパーマン
とか、メジャー誌では危なくて触れないネタとかも、
やろうと思えば、やれるハズ。

そういう、本当のヒーローものをやれば、
たとえ同人誌といえど・・・というか同人誌じゃなきゃできないだろ
というスゴイものができるかもしれません。

何の話か、ちょっと脱線しましたが、
メジャーでやる漫画なら、いろんな自主規制も、
「ふーん、そうなの」ですが、
メジャーじゃなきゃ、
「やろうと思えば、やれるんじゃないの?」つうことです。
アメコミでは、やってますね。ちゃんと。
日本のメジャーの自主規制はやりすぎなんですよ。

と、いうことで!

がんばってみるのもいいかもしれませんね。
無責任にたきつけてますけど。ははは!
[PR]
by uorya_0hashi | 2007-11-01 01:14 | 漫画関連