<   2008年 07月 ( 5 )   > この月の画像一覧

スパイダーマン3

を見ました。WOWOWで。

(この記事は、2008年07月21日に某SNSで書いたものです)

面白かったが、2ほど良くない。
シリーズものだから、そんなもんだろ・・・なんだけど、
画面的には、工夫してあって、夢みたいなヒーローものの絵を見せてくれる。

トビー・マグワイヤをはじめとして、
役者がいいし、
脚本も頑張ってる(マンガの強みをわかってる良さがある)から、
子供向け映画しては、文句ないよね。
ガンガン話が進むから、アラがあっても、
「面白いからいいや」で、すむ。

一番、感心したのは、
教会の鐘つきの塔の上と下で
ヴェノムの「受け渡し」をする、あのアイデア。

黒いスーツを捨てる・・・その後拾う・・・なんて、
モタる段取りを、お話の中盤すぎでやるのか。
そんなのダレるなあ・・・と、思ってたら、
あっという間に済ませちゃった。
おまけに、「ヴェノムは金属音に弱い」とかいう大切な設定まで
あそこで紹介してる。

一瞬でたくさんのことを消化して、
ダレるどころか、話に緊迫感が出る。
恐ろしいくらいの、強引で、偶然性満載の展開なのだが、
あの、悪いカメラマンは、
教会で「ピーターに死を!」とか祈るバチアタリだから、
因果応報で、ああいう目にあって、影も形もなくなって当然・・・
みたいな「神懸かりの妙な説得力」で、すべてを納得させる。

あの、教会の鐘つき塔のくだりを思いついたやつは天才だと思いました。

音の効果もあるし、高さとか、上から下へ落ちるとか、
映画的に効果の高いアイデアだもんなあ。
漫画で同じことやっても、あんまりキキメはないアイデアで、
あれは「映画ならでは」だよなあ。


ゴブリン・ジュニアはオイシイ役だったね。
悪役が最後の最後で、裏返って,正義の味方を助けるとか、
ピンチの時の騎兵隊とか、それで助けて死んじゃうとか、
オイシイところ、総取り。
ゴブリンというより、バットマンフューチャーみたいだったし。

かっこよすぎて、もったいない。死んじゃうのは。
話のスジからすると、死ななきゃ収まらないんだけど。
・・・・・性格もブッこわれてるからなあ。

実は、サイボーグ手術で蘇った・・・とか、脳だけ生きてた・・・とか
そのうち、やりそうだなあ。
なんにせよ、ド金持ちだから。

More
[PR]
by uorya_0hashi | 2008-07-22 20:41 | 漫画関連

CDショップ

先日の夕方、
次男坊が「臨海学校」から帰ってくるってんで、
熊谷の駅まで、車で迎えに行った。

ついでなので、ひさびさに
駅ビルにあるCDショップ「新星堂」を覗いてみたら、
閉店。もぬけのから。

りっぱな広さの、おちついたお店だったんだけどな。

まあ、だから、広いからこそ、
売り上げが悪ければ、撤退せざるをえないよな。駅ビルだし。

とにかく、かたっぱしからCDショップはなくなってますね。
町中にあった、小さいお店はもちろん。
デパートや、ショッピングセンターの中の
CDショップも、まあ、だいたい無くなってます。

池袋とか新宿なら、まだ、いろいろ元気なんだけどな。

ま、欲しいCDはネットで買っちゃうか、
あるいはダウンロード。もしくは、ヤヴァイ方法でタダのを拾うとか、
そういうんで、みんなすませちゃうんだろうけど。

僕だって、中古の安物しか買わないもんねえ。
これはビンボーだからなんだけどさ。

しかし、なんだ。
10年くらい前までは、CDショップ元気あったよね。
5年前くらいから、「もう売れないみたいだ」つうのが
ハッキリしてきて、

3年前くらいから「がまんくらべ」と言うか、
「常時、売れ残りに叩き売りワゴンが出てる」とか、
ちゃんとしたCD&DVDショップなのに、DVDの棚に、500円の
パブリックドメインのやつが並んでる・・・とか、
ワゴンに、演歌歌手の全曲集とか、高速のサービスエリアの
ワゴンで売ってるようなやつが常時置いてあって、
おじさんおばさんくさい空気がただよってるとか・・・
長年売れ残ってるから、背がヤケて、白っぽくなったCDがたくさん・・・
とか、眺めてて、イタクなるようなお店が増えてきた。

タワーレコードが渋谷に出来たのが、80年代。
HMVは90年あたり? よく覚えてないけど。
池袋のWAVEが別のビル丸ごと占拠してた・・・とか、
いやあ、昔は凄かった。
思い出すだけで、元気が出ると言うか、懐かしいなあ。

中古CD屋さんも、面白かったですねえ。

もう、みんな・・・ほとんど、なくなっちゃったな。

しょうがないんだけど。さみしいっす。
[PR]
by uorya_0hashi | 2008-07-22 20:23 | ホームシアター

たけくまメモ(コレは某SNSで2008年06月26日に書いた記事です)

の「マンガ界崩壊を止めるためには」という記事が
一応終わったとかいうから、読んでみたけど。
(マンガ界崩壊を止めるためには 6ってやつですね)

なんかイマイチ。
「何が言いたいのかなあ?」という感じも。

漫画エージェントなんか、いらねえんじゃないの?
何言ってんだろ? と言う感じもする。

なんで、キバヤシとかナガサキのことを肯定するように書くのか、
さっぱりわかんない。
こいつらをマネした、出来の悪いコピーが
今回の「ライク騒動」をひきおこしたんだよな。

キバヤシとナガサキの体質の中にあった
「漫画家なんかドレイだ因子」が、若い漫画編集者中心に蔓延したことが
問題なのに、なんでこんな話になるのヨ。

ようするに、たけくま先生、
「俺はキバヤシ、ナガサキみたいになりたいんです!」つうことなのかな。
そうは書いてないが、そういうふうに見えるぞ。

だいたい漫画エージェント、別にそう新しいもんじゃない。
こんなの、いままでにも、同人誌とかマイナー雑誌にいた
「編集ゴロ」「同人ゴロ」とあんまり変わらんような。
扱う金額がでかくて、有名作家しか相手にしない「編集ゴロ」なんじゃ?

まあ、たけくま先生、
原作者、漫画編集者ということで、これから売りたいみたいだし、
そういう状況下で、
正直に、メチャクチャ言うわけにはいかないんだろうけどさ。
気持ちはわかります。大人の事情は、誰にでもあるもの。

それでも、騒ぎの遠因みたいな、
「問題の二人」を「これからの理想」みたいな話に持っていくとは、
かなりガックリくるお話。

一番よくない「話の展開」なのでは?
・・・・・しょうがねえの。とほほ。


そんな話じゃなくて、
「編集者、いい気になってやりすぎんなよ!」
「程度をわきまえましょう」「人間扱いしろ」「ギャラ、もう少し上げろ」
って、だけなんじゃないのかな。

違うの?

More
[PR]
by uorya_0hashi | 2008-07-16 20:11 | 漫画関連

愛…しりそめし頃に…

(2008年06月22日に某SNSで書いた記事です)

ブクオフで7巻を買ったので、
ちまちま集めていた1〜7巻までを、
ここ3日くらいで、続けて読みました。
なんだかんだで忙しいんだけどなあ。

8巻まで出てるんですね。

これ、新刊で出るたびに、きちんと買って
読んでる人、どのくらいいるのだろうか。
そのくらい、悠長な進み方。

で、「昭和30年代の雰囲気をお楽しみください」つうかんじの
「日記漫画」でダラダラしてるから、
普通の漫画読むつもりでいると、
おそろしくかったるい。

つまんないか・・・つうと、そんなことはなくて、
A先生の絵が味わいぶかいから、まあ、ちゃんと読める。
面白い! とは言えないけど、
「衰えたな」というのがないのは、驚異的なんじゃないのか。
よくわかんないけど。 (エラソーに言って、すみません、A先生)

漫画だから、実話じゃない部分はたくさんあるみたい。
実話じゃない部分も少なくないんだから、
どうせ創作だ・・・というスタンスで、
「お話」を漫画らしく作ってしまえばいいのに、

「伏線だけ張って」
「今後に期待させるようなネタ(特に恋愛関係)振っておきながら」

「ちゃんと回収しないで」
「結局なにもおこらなかった」となって、

「その悲しい想いを、満賀道雄は、漫画に叩き付けるのであった」
というふうに「まんが道」になっていく・・・・

そういうパターンばっかりやね。すごいな。
「なにもおこらなかった」「漫画に叩き付けた」が
実録なんだろうけどさ。実際の人生なんか、そんなもんだし。

石森先生のお姉さんといいムードになって・・・
姉さん死んじゃって、ガーンとなるんだけど、
フランケンみたいなゴツイ編集さんに「甘えるんじゃない!」と叱られて、
またガガーン!となり、
「漫画を書いていて、姉さんが応援してくれるような気がした!」で、
漫画が完成して・・・そのあと、満賀くん、石森先生のお姉さんの事、
すぐ忘れちゃうし。ヒドイよ。
香港映画の登場人物なみに、忘れっぽい・・・そんなふうに見える。

しかし・・・キャバレーのNo.1「リリーさん」ってなんなのだろうか?
なんか、すごい大ゴマでいつも出てくるんですけど。
7巻まで読んで、全然展開してかないし。これ、このままフェードアウト?

ラーメン屋「松葉」の店員、「しのぶちゃん」って、
ヌードモデルしてたりして、印象的なんですが、 途中でいなくなったりするけど、
また復活して出てきたりする。で、あんまり、その出入りに意味なんかないし。
なんとなく、いつまでもダラダラでてくるだけで・・・
画面の「にぎやかし」なんかな?  「女の子出て来ないとさみしい」みたいな。

女性関係では、こんなくだりもある。

トキワ荘の面々で小石川植物園にスケッチに行って、
そこで突然、「竹葉さん」に会う。
彼女は、満賀クンが富山で会社員やってたころ、
いいムードで「この先、恋人に?」な雰囲気だった美人。

竹葉さんが、婚約者か旦那と目の前に偶然現れ、
「記念写真撮ってくれませんか?」とか
満賀クンに頼む。
「あっ! 君はもしや!・・・ヒ〜!」とかいって、
満賀クンは、その場から逃げ出す。
で、昔の事を思い出して・・・モンモンとする。
これ、どう考えても、作り話なんですが、なんか意味あんのかなあ?
田舎から上京してきて、小石川植物園をわざわざ見物するかなあ?
ここで、竹葉さん、出す理由が、よくわかんない。
実話なら、「本当にそうだからしょうがないだろ!」だけど、
どう考えても「作り話」な部分なのに、なんでこういう下りにしたのか?

最初考えてたネタが、なんかの理由で没になったとき、
さしかえで、あわててネタを入れ替える場合、
こういう「意味不明なページ稼ぎ」になるんだけど、
そういうことなのかしら。

あと、もっと重要な女性キャラ・・・「実は足長おじさんだった」小鷹さん。
このヒト、あきらかに満賀クンに「コナかけてきてる」のに、
満賀クン、なにも、ちゃんと答えないから、なにもおこらず、
「結婚することになりました」・・・満賀クン、問題ありすぎだろ。
一時は、自転車二人載りして、ふたりでコケて、そのまま抱き合っていたり、
彼女のオヤジさんに挨拶までしているのにナア。

とにかく、「美人」がやたらに出てくるんだよな、この漫画。
ヤタラに、主人公の満賀くん、美女と接近遭遇する。
あまり出歩かない漫画家としては、画期的な比率で、美人に出会う。

でも、「何もしない、何もしない、何もしませんでした・・・」の嵐。
その「想い」は、すべて、漫画に叩きつけた!

叩き付けた漫画が完成すると、みんな過ぎ去った事となって・・・・・
また、あらたに美人が出てくるの。 そう言う展開が連打。

8巻も、たぶん、そうなんだろうなあ。
はははは。楽しみです。


(以下、友達のコメント)

Rさん(藤子ファン)------------------------------------------- 2008年06月22日
> これ、新刊で出るたびに、きちんと買って
> 読んでる人、どのくらいいるのだろうか。

はーい。自分がそうです。そして今でもきっちり続いてたりします。
本誌では、いよいよ週刊マンガ雑誌が出てきた辺りです。

本当はもっとマンガ絡みのネタとか書いてほしいんですけど、
タイトルが「愛…しりそめし頃に…」なので、
あえてそういう恋愛ネタを多めに入れてきてるのかなあ、
って気はします。

トキワ荘出て、スタジオゼロ創設の辺りの
話とか読みたいんですけど、その辺なかなか描いてくれないんですよ。

うおりゃー-----------------------------------------------2008年06月22日
>Rさん

リリーさんって、その後、出てくるんですか?

>本当はもっとマンガ絡みのネタとか書いてほしいんですが

読者ウケする、ご都合主義的展開が多いですね。

護国寺で、覆面の少年に枝で叩かれて「少年X」が生まれたとか、

西部劇の8ミリ撮るのに、小道具用意してたら、西部劇の依頼が来たとか、

山登りしてたら、迷って、猿の温泉につかることになってしまい、
猿軍団が怒って襲撃してきた。で、猿そっくりの「猿吉」に
助けられて・・・という、どう聞いてもウソだろ・・・という
エピソードがもとで「カラス人間」を書いたとか、

フクロウに襲われる夢を見て、「フクロウ人間」書いたとか・・・

漫画書いてて、ピンチになるたびに、
「偶然」とか「夢」がおこって、ピンチ脱出・・・そんなんばっかり。
こういう伝説は「オバQ誕生」と「ドラえもん誕生」だけで
充分だってのに。何度も繰り返すな!

ピンチになると女神様が現れる展開が連発するのは、
だんだん嫌になってきますね。

経済的にもヤバクなると、手塚先生が突然現れて、「手伝いに来てくれ」とか
言って、アシ代でピンチ脱出とか、
漫画の稿料を「君たちが困ってると思ってね」とか言って、
編集者が、気を利かせて先払いしてくれるとか。

こんなのが連発したら、誰も苦労しねえよ! とか、言いたくなるなあ。

手塚先生の神出鬼没の福の神様ぶりは、
どんどん エスカレートしてるような気がします。
ウルトラマンみたいだ。

うおりゃー------------------------------------------- 2008年06月22日
あと、あれだよねえ。

これ、毎回のおわりに 、どっかから引用したような、
「詩」が出てくるけど、これ、みんなA先生の自作だよねえ。
民明書房とか「アントニオ猪木談」みたいな、ツクリモノだよな。
確認したいだけなんだけどさ、Rさん。

Rさん(藤子ファン)---------------------------------------2008年06月22日
>リリーさん
どうだったかなー。少なくとも、ここ数回は出てないはず。
何しろ隔月連載なんで、読んでる方も
前回や前々回のネタを、忘れてしまいがちなんですよ。
あと毎回の「詩」は、確か自作だったはずです。
その辺微妙に詳しくないんですが…。

あとこの「愛…しりそめし頃に…」自体が、
もともとは
「大失敗で穴を空けてしまい、仕事が来ない時期があった。
でもどういうわけか思わぬ方面から仕事が舞い込んできた事が、
幾度となくあった。最近それの理由が解ったので、その辺りについて描きたい」
っていうきっかけから、描き始めたという話を
聞いた記憶があります。なので小鷹さん絡みの辺りを、
一番描きたかったんじゃ無いのかなあと。

Gさん(トキワ荘で石森先生のアシだったひと)-------------- 2008年06月22日
私も、隔週雑誌を買ってる一人です、
単行本も毎号新刊で購入、古本で帯つきであれば
此れも購入、此れ以外では、105円で見つければ
ついレジに持っていっています、

本当は雑誌連載されていた事すら知らなかった、

トキワ荘に居た先生方の作品は何故か
購入せずには居れないと言う、
部分的な心情・・・

懐かしんでいるだけかも知れませんが、

うおりゃー------------------------------------------------ 2008年06月22日
>Rさん
>前回や前々回のネタを、忘れてしまいがちなんですよ。

書いてるA先生も、忘れてるんじゃないでしょうか。
なんか、とにかく、いきあたりばったり・・・・。

でも、「いきあたりばったりでなんとかしてしまう」のが
A先生の魅力なので、「勘弁してくれ」とか言いながら、
読んじゃうんだけど。

>最近それの理由が解ったので、その辺りについて描きたい

そうだったのですか。
じゃあ、本当は
「足長おじさんの正体は君だったのか! 
ありがたいが、男のプライドが傷つくから、もうやめてくれ」という
くだりはなかったんですね。

で、小鷹さんの想いは、ちゃんとA先生に理解されなくて、
なんとなくあやふやなまま、
突然「結婚します」と手紙もらって、
「?????もしかして、彼女は僕の事が・・・」
という展開だったのかなあ。実際は。

でも、なんか、それが一番書きたい・・・というのなら、
このくだり、なんか未消化な感じもしますね。

ただ、ふつうの「まんが道世代」からすると、
A先生の書く女性は、いまいちアレだから、そっちはどうでもよくて、

漫画の話だけ、つっこんで・・・・
自分の漫画のことだけじゃなく、F先生や石森先生やその他のみんなの
漫画の話中心に書いてくれれば、満足なんですがねえ。

やはり、友達の漫画について、
あんまり、論評するような展開にしたくないんでしょうね。

うおりゃー------------------------------------------------2008年06月22日
>Gさん

Gさんは、漫画にはでてこないけど、
実際のあそこ・・・トキワ荘のあの瞬間に
「いた」人ですからね。
もう、当事者のすぐ隣の人だから・・・

お気持ちはよくわかります。



ただ、最愛のお姉さんを失っての石森先生の心情とか、
なんでとつぜん、石森先生が「世界旅行に?」とか・・・
そこを、ちょっと掘り下げれば、
もっとおもしろくなりそうな、「鉱脈」があることがわかってるのに、

ソコに踏み込まなくて、
ヘンな作り話でお茶を濁してたり、
ごまかしてスルーするような展開が多いのが不満ですね。

大人むけの漫画なんだろ・・・と思ってると、
急に漫画漫画した、児童漫画みたいな展開がはさまったり、

「これは、編集者がちゃんと管理してないな」という感じですね。
巨匠になると、「文句言う担当」がつかないから、問題あるなあ。

More
[PR]
by uorya_0hashi | 2008-07-14 12:41 | 漫画関連

ゲド戦記

ヒドイとは聞いてたが、どれほどヒドイのか見てみました。
本当に、ヒドイ・・・つうかイタイ映画だったなー。

よいところ
背景はいいね。音楽もいいですヨ。声優も悪くない。

わるいところ

1.
原作読んでないヒト(僕)には、全然「世界観』がわかんなかったです。
魔法の力やら、いろんなものの生命力が衰えてる・・・とか言われても、
その前提条件になってる「アノ世界のあるべき姿」がわかんない。
魔法使いがいて、人々が明るく生命力に満ちあふれた活気のある時代を
最初に見せて、それがこんなに「腐ってしまった」と・・・
ちゃんと段取りふんでくれ。ROTRはちゃんとホビットの村のお祭りとか
最初に見せてくれたぞ。魔法使いの魔法がどの程度のものなのか・・・
「ホントの名前を知るものが魔法で支配する」とかいうルールがあるらしい
んだが、そんなのも、よくわかんない。
登場人物のコトバで「昔はこうだった」「魔法と言うのはこうだ」とか
ウダウダ言ってるだけ。そんなの、全然伝わらない。アホか。

2.
主人公が最初から、終わり間近のクライマックスまで
ビョーキっぽい、陰気で、キレやすい、アキバ殺人犯みたいなヤツなので
全然感情移入できない。

一番イタイのは、こいつが冒頭で
「親殺しをしてまで、魔法の剣が欲しかった」みたいなのだが、
なんでそんなもんが欲しかったのか、わかんない。

魔法の剣のことも、死をこわがって、いつもビョーキみたいになってるのも、
影みたいなのに追いかけられて、影を怖がってる・・・それら
すべてのナゾが、それらしく「セリフで暗示」は、されるものの、
ちゃんと「絵」で見せてくれないから、全然わかんない。

だから、見ていて「なんだコイツ? 頭おかしいんじゃねえの?」と
なるから、こんなのを主人公にして、映画が成り立つわけはない。
原作に出てくる、主人公(アレン)も、こんなビョーキ人間なのかな?

3.
主人公アレンが、前半、
なにかから逃げていて、たださまよっているだけなので、
「目的を持って、話を進める役」になるのは、ハイタカになるのだが、
ハイタカの旅も、イマイチ目的が不明で・・・。

見てる観客は「こいつら、なにがしたいんだろ?」と不安になってくる。
で、どうやら目的は「世界が腐っていく原因がなんなのか」探ること
らしい・・・と、だんだんわかるんだけど。

そんな雲掴むような話されてもなあ・・・
原作はどうだかしらないけど、もっとわかりやすく書き変えろよ。

4.
映画に書かれてない、「昔の話」に関係しているんだろうな・・・
という人間関係が、たくさん出てくるのだが、
すべては「それらしく暗喩」されるだけなので、
何も知らない観客は、身内にしか通じないヒソヒソ話を聞かされているような
「あんたは部外者だから、ま、黙って、横で聞いててよ」とか
言われているような感じに・・・だんだん不愉快になってくる。

5.
監督の資質によるものなのかな? 原作のせいか、よくわからないが、
駿監督作品にあるような「身体感覚」と「労働の喜び」「素朴な人間性」
みたいなものが、まるで無い。あるのは「腐った世界」「嫌な人間の姿」。
背景は目一杯美しいのに、書かれた人間が腐ってるため。
背景の美しさが皮肉にしか見えない。美術頑張った人間が哀れ。

さらに、キャラの造形が、「いつものジブリ」なので、
信じていた「いつものジブリ」が、裏切って、「腐った」みたいに感じる。

全然違う絵・・・押井守の映画みたいな、最初から『ビョーキだろ」つう
絵柄のほうが、「裏切られた気分」にはならないから、よかったのにナア。

6.
悪役がショボイ。正体さらした後は、原子人間か。クォーターマスか。
最初、女だと見えてしまうのも良くない。性格付けも「悪くて、狂った
黒い魔法使い」というだけ。いまさらダースベイダーみたいなの出すなよ。
「不死を求める」とかいうのも、目的がしょぼい。
そんなジジクサイ目的の悪役なんか、怖くない。何考えてんだろ?
「世の中を腐らせてる原因」が、コイツか? と、思ったけど、
それは違うんですよね。どうも。

手下の「兎」とか言われるやつも、
「いつもの 悪いヤツ+S.ブシェミ」みたいな感じなんだろうが、
愛嬌がないため、安っぽいだけ。
すべてのキャラクターに「意外性」とか「変なこだわり」とか「友情」とか、
そういう「奥行きのある性格付け」がなされてないため、
すべて単なる「書き割り」になってる。へたくそな同人誌の漫画なみ。

7.
クライマックスで、人質になり、殺されたはずの女の子が、
「実は龍の化身だった」とかいって、ドラゴンに変身する。
なんじゃ、そらあ! ドラゴンって、人間にバケるものなのか?
そんなの、聞いてねえぞ。で、だいたい、なんで人間のフリしてんの?
原作読んでない人間のは、いきあたりばったりのクソ展開にしか見えないよ。

8.
前半、主人公代わりに話をすすめていたハイタカが、
クライマックスで、のびてるだけで、なにもしない。
こんなキャラなら、いらねえじゃねえかよ!

で、ハイタカの目的だった「世界を腐らしてる原因」は
最後までよくわかんなくて、
「腐らせた原因は、人間だ.。人の心だ」みたいなコトなんだけど、
そんなボケ老人の禅問答なんか、オカネかけたアニメにすんなよ。

9.
主人公のアレンつうのは、最後はいちおう、成長して、
男らしく頑張るんですが、ヘマだから、テルーという女の子も
助けられず見殺しにしちゃう。

こいつは親は殺すし、ガールフレンドは見殺しにするし、
なんなんでしょうね? これだけ駄目な主人公も珍しい。
最後の最後まで、ウジウジとビョーキっぽいし。

10.
すごくお金かけて、アノ世界の都会の描写を
ネチネチと前半で書き込んでいるんですが、
その大都会で「大立ち回り」があるわけでもないし。
「腐った大都会」なので、こんな腐った世界、
なくなってしまえばいいのに・・・くらいにしか思えず、
書き込めば書き込むほどイヤな気分になるだけですな。
ドレイだの、変な麻薬だの・・・いろいろ書いてるんですが、
全然、なんの伏線にもなってなくて、ムダな描写。
あれ書くのに、相当、お金かかったろうになあ。

11.
大都会の描写はすごいのに、
クライマックスは・・・「なにもない、ビルディングの屋上」みたいなとこで
しょぼいアクションを展開。間に合わなくて手を抜いたのか?

ビルの屋上で、にらみ合ったりして、
インファナル・アフェアのパロディかと思いました。

12.
王様を殺したキ○ガイ王子(主人公)は、最後にマトモになって、
国に帰って「つぐなう」とか言って終わるんですが。
親殺しに「つぐなう」なんて言われてもなあ。
死んだ、立派な王様が蘇るワケじゃなし。
「親殺し」が、あの王国の次の王様になれるとは思えない。
悶着起こしに帰るようなものなので、普通なら「やめておけ」だろ。

最初に出てきた、王妃様とか、侍従とか、大臣みたいなのも、
全然後の方で出て来ないし、
なんか、最初のほう、「イラナイひと」ばっかりだったのでは?
最初に、意味ありげに出すんなら、結末にも出せよ。
ケツに出ないなら、最初のとこもイラナイ。

13.
主人公アレンと、実はドラゴンの化身テルーが
ひかれあうシーンが、妙な歌だとか・・・困るんだよ!

野原の真ん中で、一心不乱に歌唄ってる女の子に
惹かれるとか。その歌に感動して泣く・・・とか、
そんなオトコは、いるわけねえだろ!


しまった!
サラリと書くつもりだったのに、
やたらに膨大な日記になってしまいました。

こんなクソ映画にかかわってしまった皆さんに
同情します。

あと、バカヤローの日テレ。
これ、アプコンじゃねえか。ケチくさいなあ。
ああ、悪いのはジブリの鈴木Pか。
BD出す前に、HV素材は出さないってね。まあ、それもそうだね。
前の、いろいろもアプコンだったし。

でも、ポニョのCMだけ、トゥルーHVってのもヘンじゃねえか?
CMでかかるたびに「ああ、こっちのが画質いいなあ」って
思うもんなあ。

More
[PR]
by uorya_0hashi | 2008-07-12 18:50 | 映画関連