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小中学生の美術展覧会

みたいなのに、行って来た。地元の。
次男坊の版画が飾られているというので。
まあ、それは、まあまあな代物で、「がんばったね」という話なのだが。

おもしろいなあと思ったのは、
各小学校、各中学校で、作品のグレードに大きな差がある。
「なんだこりゃあ、ずいぶんと貧しい絵ばっかりだなあ・・・」
という学校もあれば、
「へえ。ほう。ふーん。こりゃあ、たいしたものだ。面白いなあ」
という学校も。その差は大きい。

見ていれば、だれでも気付くのだが、
どうもこの差は、担当の美術の先生の指導のやりかた・・・
ひいては、美術に関しての考え方の違いによるものらしい。

なんか、やたらに遠近法とか、色の実験みたいなことをやってる学校、
おもしろくもなんともない写生ばかりの学校、
抽象画で、友達の顔を描かせる学校、
やたらにパワフルな、豪快な版画が勢ぞろいしているとか、
漫画を描かせている学校もある。

美術の授業に漫画・・・? すごいね。俺らが生徒だったころ、
美術の時間に漫画っぽいもの描いていたら、すげぇ怒られたけどなあ。
時代は変わっているのね。感心したので、よーく読んでみた。

うううう〜む。つまんない。
中学生だから、しょうがないか・・・とも思うけど、
漫画ってもんがよくわかっていない。
絵で表現しないで、字で・・・モノローグで「なんか」を伝えようとしてる。
でも、その「なんか」が何なのか、自分で整理しないで
書いちゃってるから、なんのための漫画かさっぱりわからん。

こりゃあ、美術の問題じゃなくて、
国語の問題だよ。国語力が劣っているのだ。国語の先生、なんとかしろよ。
その、国語的に劣った漫画が、一番丁寧に、スクリーントーンとか
貼りまくって仕上げてあるのが、またちょっとイタイ。
画面飾る前に、やるべきことあるんじゃないのかなあ。
このままでは、この子・・・たぶんオタクなんだろうけど、迷宮に入り込むぞ・・
とか、思い出して、ハッと我に帰る。
なんの心配してんだ、俺。

あと、思ったのは・・・
本当に、ほかのいろんな作品を見ても
昔にくらべると、漫画的なセンスが、いろんな美術作品にまざっていて、
感心したというか、いや、本当は・・・ちょっと不安になってきた。
いいのか、こんなんで。しっかりしてくれ、美術の先生!

でも、とにかく子供の作品はいいなあ。
一生懸命さが伝わってくるよ。元気が出ますね。たいしたものだなあ。
by uorya_0hashi | 2005-01-23 00:41 | 漫画関連
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